大長編ドラえもん のび太の恐竜 のび太が大長編で頼もしいのは努力してる
ドラえもん映画の原作の大長編ドラえもんの第一作。のび太が発掘した恐竜の卵の化石を孵化させたことから始まった、白亜紀を旅する話。
大長編になると、いつもは頼りないのび太が頼もしくなる。頼もしいのは相応の努力を欠かさない、少年漫画の王道を行ってる。
大長編じゃない普通の話と同じように、いつもどおりスネ夫が恐竜の化石を自慢して、いつもどおりのび太が大口を叩いて自分で発掘することを宣言する。いつもどおりならドラえもんが解決するんだけど、今回はのび太は自分でなんとかしようとし始める。
とりあえず恐竜や化石の発掘のことを知るために本を持ってきて調べ始める。のび太にしては殊勝な心がけ、さすがは大長編。そこで持ってきた本のタイトルが
- 太古の動物
恐竜のことはあんまり載ってなさそうだけど妥当な感じ
- 恐竜の発見
恐竜について調べるにはぴったりそう
- 化石の見つけ方
これだけで十分なんじゃないかと思うほどいい選択
僕も子供のころは怪獣と恐竜の区別付けられなかったし、持ってきちゃったのは仕方ないか
- 回虫のおろし方
かいじゅう→かいちゅう、さすがのび太
どうでもいい一コマにのび太の思考の流れを表現して、子供にはわからないネタを仕込む藤子・F・不二雄先生はやっぱり素敵。