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0.まえがき

 プログラミングの入門書ってなんかわかりづらい、と思っていました。だから、はじめてプログラミングする人向けに、たらたらと記事を書いていきます。

「プログラミングができる」とはなんだろうか

 入門書がわかりづらい理由を考えてみるといろいろありますが、大きなところでは「ゴールがわかりづらいから」ではないかと思っています。
 といってもざっくり言うならゴールは簡単で、プログラミングができるようになることです。
 ただ、プログラミングができると言っても、国家試験の情報処理技術者試験基本情報処理技術者の午後問題が解ける程度を指すのか、思い描いた「アプリケーション」を作ってしまえることなのか、ソフトウェアハウスで働ける職業プログラマとしてやっていける程度なのか、学問としての情報処理を行えることなのか、様々なレベルがあります。
 どのレベルだとしても「プログラミングができる」ということの僕なりの定義は、「自分で調べて解決できる」ということです。

ゴール

 ネットで検索すれば、いくらでも調べられる便利な世の中です。「自分で調べて解決できる」ようになるためには、「調べたいことがわかる」「調べ方がわかる」ようになる必要があります。
 そうなれるように、スタート地点からしばらくの道しるべになれるような記事を書いていきたいと思います。

方針

 自分で調べられるようになることが目的なので、ある程度は説明しますが、細かいところは各自調べるように投げっぱなしな書き方をします。ただし、特に調べてみて欲しいキーワードはかぎ括弧で囲むことにします。
 この方針の側面として、以下の目的があります。

  • 自分で調べられるようになる訓練として
  • 車輪の再発明」にならないようにするため

 プログラミングの基礎の説明は、すでにたくさんの人が書いています。それを再度書きなおすのは車輪の再発明以外のなにものでもないです。めんどくさいことはやらない、あるものを利用するのはプログラマの大切な考え方です。単にめんどくさいからじゃありません。

  • 説明の仕方は人によって向き不向きがある

 同じ事を説明するにあたっても、いろいろな書き方があります。
 例えばプログラミングの基礎的なもので「変数」というものがあります。入門書の多くは箱のようなものとたとえ話で説明しますし、Wikipediaの記事では淡々とした説明になっています。人によってどちらがわかりやすいかは差があるので、わかりづらい記事をずっと眺めるより、自分がわかりやすい記事を探した方が効率的です。