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SIerデスマーチ人狼

ストーリー

概要設計とコーディングを並行するデスマーチPJの真っ最中。エンジニアたちは一刻も早く仕様をFIXし、PJを完了させたい。
しかし顧客は現場部門と調整しきれておらず、RFPに書ききれていない要件が山ほどあることに気づいてしまった。
エンジニアと顧客が会議を行うと要件が追加されていく。どうやら顧客の意見を最優先させるYESマンが潜んでいるらしい。このままでは終わらない。帰れない。

要件が追加された分、PJにアサインした工数が不足してしまう。
お偉方に増員や納期延長を相談したところ、気合と根性があればなんとかなるとのことだった。
作業がやりやすいように、駅前のビルに専用のプロジェクトルームが設置された。
いつからかタコ部屋と呼ばれ、噂によるとそこでは始発から終電まで延々と単純作業を行っている。

タコ部屋に送られたが最後、Excel2003で画面コピーを貼り付ける作業に追われ、会議に参加できなくなる。
誰も行きたくないが、毎日1人はタコ部屋に増員が必要になりそうだ。全員で相談し、誰がタコ部屋に行くか決めることにした。

うまいことYESマンをタコ部屋送りにできれば、会議は混乱せず今の仕様でFIXさせられる。

デスマーチPJを収束させ、人間らしい生活を取り戻そう!

勝利条件

YESマンを全員タコ部屋に送れば、PJが収束し人間らしい生活をしたいエンジニア陣営の勝利。
YESマンと他のエンジニアが同数になった場合、顧客の要望を全て満たし顧客陣営の勝利。ただしデスマーチはどこまでも続く。

ターン

・開発時間
設計・開発する。
雑談しても怒られないので、みんなで相談し、タコ部屋に監禁する人を多数決で決める。
タコ部屋に入っている人、忙殺されている人は発言、投票できない。

・顧客と会議
YESマンが余計な要件を一つ追加し、担当者をプッシュする。
担当者が対応に追われ、会議や雑談できないほど忙殺される。

人間らしい生活をしたいエンジニア陣営

・エンジニア(村)
普通のエンジニア。普通のエンジニアが普通に仕事をすれば、PJは完了する。

・プロジェクトリーダー(占)
会議で誰か一人が余計なことを言っていないか確認できる。

・レビューア(霊)
タコ部屋の成果物をレビューし、レビューイがYESマンかどうか確認できる。

・スーパープログラマ(騎)
YESマンに同行すると、追加した仕様がいつの間にか実装されている。

顧客陣営

・YESマン(狼)
顧客の要望を聞くことが最重要だと信じ込んでいる。
ワーカーホリックで、デスマーチを異常と思っていない。

・新人(狂)
デスマ経験がなく、顧客の要望を聞くことが最重要だと信じ込んでいる。
新人なので、会議に影響を与えない。