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激安オクは切ない

 ブームの兆しがあるペニーオークション、最大手の激安オクをちょこっとやってみた感想。
 ペニーオークションって何かって言うと、入札に手数料を取られるオークション。オークションって言っても個人売買じゃなくて、普通の店売り品を普通の?企業が売るBtoCのショッピングサイト。
 落札できなくても手数料は帰ってこない。手数料は1入札75円のが多い。安くない。安くないから入札に抵抗があって、市場価格よりはずっと安い落札価格になる。極端なときはiPad64GBが400円とか。
 400円でも1入札で1円上がるやつの場合は75円が400回発生したわけで、手数料3万円+落札価格400円参加者全体だと払ったことになる。1,000円だったらトータル76,000円で普通に売るより高く売りつけたことになる。
 それでも、たとえ最悪の500回入札しても残りの32,500円は他の参加者が払うんだから落札者個人で見ると安く買えたことになる。
 ペニーオークションと普通のオークションで一番違うところは、一番高額をつけることが競り勝つポイントじゃないところ。高額がついてるっていうことは、他の誰かがその分の手数料をつぎ込んでるって事で、引き際を見失ってる可能性が高い。高額をつけようとしてるこちらも見失うと、どうしようもない。ペニーオークションだと、高額=落札の兆しじゃなくて、泥沼化の兆しってことになる。
 競り勝つって誰に競り勝つのか見失うと切ない。がんばって他の参加者を押さえて落札しても、損するのは余計に手数料を払った自分と、他の参加者だし。