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名作を読めるようになっても・・・ねえ

講談社コミック約7000冊をiPad/iPhone向けに配信 | 日経 xTECH(クロステック)
 もともと配信されていた講談社の漫画がiPhoneiPadでも読めるようになって、電子書籍化に一歩進んだ。
 進んだんだけど、買おうとは思えない。
 アメリカで電子書籍が普及したのは価格的なメリットだったけど、日本の書籍の価格は十分に安い。600円の本が400円になっても、製造側には痛くても消費側には大差ない。大差あるとおもう人は漫画喫茶なり中古のほうが安く済むし。逆に置き場に困らない、探す手間が省けるっていうメリットがあれば、本棚とかにかかる費用分、100円くらい上がってもOK。
 欲しい本があれば。
 あの出版社はこのサイトで、このタイトルは配信してるかどうか調べて・・・なんてやらされるんだったら最初からAmazonでポチったほうがどんなに楽か。不便な電子書籍になんのメリットがあるんだろう。
 電子書籍に参入するなら最低限、これから発売するタイトルは全て電子書籍と紙書籍を同時発売にして欲しい。置き場が無くて困るから買わないのは常に新刊で、追いかけてる好きな作品は紙だろうが置き場を確保して買う。電子書籍化されたら確保するまでもないものも買っちゃうかもしれない。電子書籍でも名作なんて持ってるかどこかで読んだことがあるから買わない。印刷、配送、書店が儲からなくなっちゃうとかしがらみがあるんだろうけど、だからって何で買い手が悶々としなけりゃならないのか。もっとがんばれ。