Macのススメ
マッキントッシュのほう。
1年前にノートPCが欲しくなって、基本はBootcampでWindowsを使って、iOSのアプリ開発を触ってみたくなったときだけMacを使えるように13"Macbook Proを買った。そしたらMacばっかりになったからどんなものかメモ。
洗練されている
Macはこの一言に尽きる。いいところでもあり、わるいところでもある。
例えばアプリのインストール。必要なファイルがZipでひとまとめになっているものを置くだけ。アンインストールも、そのファイルを削除するだけ。やれレジストリだのあっちこっちにファイルが散らばってるだの、インストーラ必須なのにゴミが残るようなものと違う。無駄にユーザに強いる操作が非常に少ない。
マルチタッチジェスチャのタッチパッドほどネットサーフィンするのに楽なものはないし、ネットワークは挿せば繋がるし、ハードとソフトの親和性が高いことがこんな良いことだとも思わなかった。思ってなかっただけで携帯電話やゲーム機なんかで知ってはいたんだけど、PCも同じように考えられるとは思えなかった。コンピュータっていうものは自分で構築する環境だと固定観念があったけど、Macは一個の製品として成立しかけてる。まだ必要なものが最初から揃ってるわけじゃないから、してはいない。
いいところはこれくらいにしておいて、悪いところ。洗練されたインターフェースは、習熟しないと使いこなせない。無駄な情報が少なすぎる。例えばキーボードショートカット。Windowsならメニューに「ファイル(F)」とか、ボタンに「はい(Y)」とか書いてあって、一旦覚えたら邪魔でしかないショートカットの説明が毎回出る。それがMacには開いたあとのメニューにしかない。しかも書いてあるものがキーの名前じゃなくてMac独自のアイコンだから他OSに慣れててもわけがわからない。便利に使おうと思ったら、動かしてから考えるようにはできていない。それなりに学習が必要。
意外となんでもできる
Windows用のアプリが動かせないから、Appleが用意したこと以外はできないと思ってた。Mac標準のファイラのFinderはエクスプローラより使いづらいし、サクラエディタ並に使いやすいエディタはないしで自分にあったものを探そうと思っても絶対数が少なすぎてどうにもならない。エンコードしたりするのにツールを探してもMac専用はほとんどない。使い始めてちょこっとするとマイノリティなことに限界を感じる。
よくよく考えてみると、Mac OS XはUNIX。テキストエディタはVimを使えばいいんだし、ファイラもFinderは一覧を眺めるくらいにして操作はコマンドラインからやればいい。