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マリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士

 面白いような面白くないようなゲームだった。
 RPG風のコマンドアドベンチャーで、錬金術の学校の単位を取るために卒業までの5年間ですごいものを作るゲーム。本で作り方を調べて、遠出して材料を集めて、錬金術で調合って流れを繰り返していく。
 いまいち何をやらせたいのかわかんなかった。
 面白かったのは、一回採集したり調合したアイテムは、仲間にした妖精に指示すると勝手に集めてきてくれるんだけど、月給いくらって形でお金を取っていくから、それに見合った働きをさせないと赤字が出る。それでもきっちりやっていけば一人でやるよりずっと儲かるから、その忙しさと、どんどん増えていく儲けが楽しい。
 楽しいんだけどある程度儲けると、もうお金の使い道がなくなる。結構高めに設定されてる無駄遣い用の意味のないアイテムもあるんだけど、わりと簡単に買えてしまう。そうなるとお金を稼ぐ意味がなくなっちゃうし。
 アイテム収集が楽しいかって言えば楽しいんだけど、100種類しかないから、これも簡単に集まっちゃう。それはまあいいんだけど、調べて作るっていう流れがスムーズにいかない。調べ方がわからない。序盤は栄養剤を作りたかったら学校で「健康だいすき」って本を買ってくれば作れるからいいんだけど、後半は図書館に行って調べる。そのときに本は選べないし、フラグが立ってるかどうかで読めるか読めないかが決まるから、何で読めるのか読めないのかわからずにプレイヤーが置いてきぼり。どうやれば調べられるようになるかわかんないから、欲しいものも作れないし。
 もっと考えながら進めていくゲームかと思ったら、昔懐かしいコマンドアドベンチャーの雰囲気で総当りしてったほうが良いのが残念だった。