マリア様がみてる薔薇の花かんむり

　ようやく祐巳が瞳子をスールにして、三年生を送る会と紅薔薇さま黄薔薇さまお別れ会を開いて、祐巳たちがしっかりずっしり山百合会を背負っていけるようになった話。
　ああ、また次号へ続くか。とか。最近オヤジ視点が多いなあ、ど忘れネタとか誤字ネタとか人間らしさを出そうとしてるんだろうけど、あんまり見たくないなあ。とか。
　そんなどうでもいい感想しか浮かばなかったけど、最後にやってくれたよ聖さまが。やっぱり聖さまあっての山百合会、期待を裏切らない。
　聖さまはもう卒業してほぼ出番はないし、栄養ドリンク10本を差し入れしただけの地味な役だった。今回はいつもどおり祐巳視点だったんだけど、聖さまは祐巳に直接栄養ドリンクを渡すわけでもなく、1年生がおつかいに行った時に渡してあって聖さまが登場した描写はなし。栄養ドリンクだけでメッセージがあったわけでもなし。栄養ドリンクを渡して行った、だけでほぼ出番なし。なのにおいしいとこ全部取り。
　祐巳たちが成長した話なのに、「栄養ドリンクを渡した」だけですべて持っていく聖さまにはいくら成長しても追いつけない気がした。
　聖さまの行動が大好きな人にお勧め。でも登場しないし、栄養ドリンクについても1ページ分も語ってないから注意。