移転しました。新しいエントリはこちらの「今日勉強したことをつらつらと」へ

アリスインワンダーランドみてきた

 久々につまらない映画だった。
 好みが分かれそうなストーリー。それもどっちかに偏って。主人公の成長物語なんだけど、ベクトルが普通とずれてる。大抵は立派になって終わるか、凋落して終わるかするんだけど、そうじゃなかった。それはそれで珍しくて良かったんだけど、ファンが多そうなアリスに演じさせるのはやっちゃったんじゃないだろうか。ファンじゃない人はどんな感じか見てみても悪くはないかも。
 一番の見所はクリーチャーとの戦闘。いろんなクリーチャーが出てきてひたすら戦う。話の半分くらいは戦闘だった。そのクリーチャーの戦法は基本的に突進。見た目は人間の5倍〜10倍くらいの大きさで、襟巻きがついてたり、くちばしがひょろっとしてたり、いかにも部位損傷できそうなパーツがついてる。そう、動きも見た目もあれだよモンハンだよ。その割りに拮抗した感じがなくて、初心者がやってるところを脇から見てるようなつまらなさだった。
 何より残念だったのは幻惑的な世界が表現し切れていなかった。出てきたのは鬱蒼とした森、焼けた家、普通の動物たち、モンハンみたいなクリーチャー、特徴だそうとしただけの人間。どれも3DCGに失敗したときと同じ不快感があるだけで、幻惑的とは言えなかった。
 普通の人がワンダーランドってこんなんでしょ、って説明してきたかのような映画でした。